【艦これMMD】照月でダーリンダンス - ゲームの無料動画を楽しもう♪

作：YK 嫌いな人の特徴 場所問わずにうるさい奴 モデル 照月：https://3d.nicovideo.jp/works/td27022 モーション https://www.nicovideo.jp/watch/sm37748597 ステージ https://www.deviantart.com/dan1024/art/PDFT-Paris-Cinema-Girl-Stage-3-Download-835969002 創作：慄 　　　　　　　　　　陰陽家の九尾 　　　　　　　　6話　暴食半身食い事件　その弐 　夕暮れに染まった空を眺めながら駅方面に向かって車は走っている。ここ最近の下半身を食らっている妖怪の存在は十分に気になるが、まずは突如と消えた隣のクラスの天野彼方の行方を探ることにしてみる。 　「そういえば…その天野彼方だっけ？何か情報ない？2人とも」 　俺は助手席から後方の席に座ってる美幸と清香に話しかけた。今日、早速助けた子供の何やら良い関係性でなによりだ。 　「天野？あぁ～行方不明になった人だよね？学校に入ってから特に話したこともないし…僕はしらな～い」 　「天野って人都市伝説系の話好きみたいだよ？前に後ろ歩いた時にチラッとスマホ画面見た」 　「あ～そうなんですか？…人のスマホ画面見るって」 　「あ？何か言った？」 　「何も言ってません！」 　さすが自分の事に関する声だけは拾う地獄耳だ。美幸に聞こえない様にボソッと呟いて正解だった…。それにしても背後からスマホ画面を見るのだけは好かないな。学校でがさつ、陰湿、強情な美幸がモテル理由が分からん。やっぱし見た目かね？俺は美幸が怖いから心の中で愚痴をこぼしながらバックからスマホを出す。 　検索エンジンにマンションに関する都市伝説を調べる。調べたはいいものの…電話ボックス…事故物件…エレベーターで異世界に行く方法…マンション単体で引っ掛かる都市伝説なんってないか。消去法で選ぶなら…エレベーターだよな？突然に消えたって言うなら本当に異世界にでも行ったんだろうな。俺は非現実的なことを考えながら到着までスマホをいじってた。 　「皆ついたよ？子供たちは車の中で待機ね～」 　「え～？私たちも行きたい！」 　「ダーメ！お兄ちゃんたちの迷惑になるでしょ？後でお菓子買ってあげるから待ってようね？」 　「はーい！」 　子供たちは興味よりもお菓子が大好き、その子供達と同じ心を持った高校生がいることを忘れているようだ。俺たち4人がで終わったとに聞こえたその声に清香が反応した。 　「須玖道さん！僕も買って！」 　「え？…あ！？」 　純粋な子供達よりもお菓子に愛情を俺の金で注いでいる清香の存在を完全に忘れていたようだ。豆鉄砲を食らった鳩ように驚いている。即座に自分が失言をしてしまったと後悔の笑い声の後に 　「分かったよ…でも財布に大ダメージは与えないでね？」 　「分かってるって！」 　分かってたら俺たちの監視役の人にたかる様な真似はしない。まぁ少なくとも二日以内にはプラス1万円の利子を付けて返してくれるからいんだけどさ。駅も近いし、帰宅ラッシュに合う前に天野の事件は確認しときますかね。 　マンションのエントランス部分を抜け、廊下部分に出る。このマンションは全部で10階、なぜかエントランス部分がロックなしで入れるがばがばセキュリティだった。そんなマンションでもエントランス、1階廊下、上階への階段、エレベーターに人間を丸呑みできそうな姿も気配もない。 　「ねぇねぇ…また誰か来てるよ？」 　「し！聞こえちゃうでしょ？あの人たち霊感があるみたいだから…部屋に戻るわよ！」 　俺たちは顔を見合わせた。女の子の声とその母親らしき声が階段の踊り場の方から聞こえる。俺が戦闘になって階段を上がると、マスクをつけてる親子がいた。俺たちと目が合うと物凄くビックリしたような表情を浮かべてた。一瞬の静寂後、子供が胸を張ってマスクを取った。 　「私は口裂け女だー！」 　という事はこの子の母親も同じく口裂け女なのかな。この女のなりの威嚇ポーズ何だろうけどアライグマの威嚇ポーズみたく可愛く見える。俺たちはまた顔を見合わせ、清香が自分で説明すると自分に指を向けて、女の子と同じ目線になるように膝を落として話始めた。妖怪の姿に戻って。 　「僕はこう見えても鬼なんだよ～ほら？ちゃんと角があるでしょ？」 　「あ…本当だ！お母さん！この人たち私たちと同じダッテ！コワナイ！」 　女の子は警戒心が解けたのか自分のお母さんに抱き着いて笑っていた。警戒心も解けたという事で俺が一番に気になってることを聞くことにした。清香の肩を叩いて、2人に話しかける。 　「あの、1つ質問よろしいですか？」 　「あ、はい何でしょうか？」 　「ここ数日間の間にエレベーターに乗って消えた男子高校生なんって見ませんでしたか？事情があって探してるんですが…」 　恐る恐る質問してみると女性は何かを考えるように口元を隠し、何かを考え始めた。すると何かを思い出したようにハッとした表情を浮かべた。 　「昨日か、その前の日なんですけどこのマンションでは見たことない男の子が来ました。恐らくエレベーターに関する実験をしてたんですかね？上に行ったり下に戻ったりと…それで私たちの住む5階に停まったんですけど…扉が開いたら姿がありませんでした」 　「開く前まではいたんですか？」 　「はい…エレベーターのガラス越しにちゃんと見てました。でも開いた時には姿がなかったんです。始めからそこにいなかったように…このマンションには人を丸呑みできるような凶悪な妖怪は潜んでいませんし、エレベーターの中にも妖怪の姿も気配もなかったんです…それが不思議で…」 　日本の全国で人間を丸呑みにして食い殺す事件ってのは幾つかあった。人間を丸呑みにするならそれ相応の大きさが当然ながら必要になる。でもエレベーターの前にいた母親さんの視界から一瞬で消えた。妖怪でも瞬間移動は出来ない。冗談抜きで異世界に行ったっていうのか？そんなことあんのか？いくら考えても謎が解けないから、親子に頭を下げて礼を言って車に戻った。 　「ただの人が急に消えるってあんの？そんなことが出来る妖怪何って存在したっけ？」 　車に乗ってそうそう美幸が文句ありげに俺に話しかけてきた。美幸自身も気になって自分の弱い頭で考えてたのか。むしゃくしゃして俺が八つ当たりサンドバックにならないことを祈るばかりだ。 　「颯斗君、今回の事件で朗報が入ったよ。聞くかい？」 　自信ありげにスマホをカードの様に持って俺に見せつけてくる。俺が答える前に殺意の波動を禍々しく放っている気配が迫ってるのに気が付いた。須玖道さんの椅子が前方向に勢いよく揺れ、首元から真っ白な細い腕が伸び、須玖道さんの首を軽く締めあげた。その正体はイライラが顔を覆って今にも人を殺さんばかりの美幸だ。 　「須玖道さん！前置きはいいから早くその！朗報！ってのを聞かせて！じゃないとこのまま首絞めるよ？もしくは…パチンコばらすよ？」 　「すぐに話します！」 　須玖道さんは絶対に離婚はしたくないらしい。須玖道さんは美幸にパチンコという秘密を握られたが最後、嫁さんにバレない限り永遠と脅され、射程の如く扱われるに違いない。くわばらくわばら…サンドバックが須玖道さんに移ってよかった…。 　「今回の妖怪の正体は…簡単に言えばこっくりさんだ」 　「こっくりさん？」 　「そう正確に言えば…中学女子2人が行ったこっくりさんの儀式を利用して…弱ってた妖怪が妖力を食らって…同時に2人も食らったみたいなんだ…因みにこれが捕食された2人の死体写真ね」 　俺と美幸に見えるように中学生2人の捕食された写真だった。人って力がないくせに簡単に禁術に触れたり禁則地に踏み込んだりして、襲われては殺される。今回のがいい例だな。俺たちが見たのを確認すると最初の現場から順々に被害者が殺された現場に線を引いた地図が映し出された。その線は最初の現場から順々に一度、俺たちの近くにある青森駅を通り過ぎ、八甲田山の方に向かっているように見えた。 　「なんで八甲田山に向かってるの？」 　「僕に言われても分かんないよ。現在の僕たちの憶測だけど…そこに妖怪たちが集まる何かがあるんじゃないかって話になってるよ…」 　「そっか…因みにそっちの計算上…例の妖怪が山につくのはいつ頃になってんの？」 　「今日の夜だよ。そこで殲滅作戦に出るみたい…君たちも来るよね？」 　「当然！」 　「よし！決定…時間まで何して時間潰す？」 　ここで俺の座ってる椅子に背後から誰かが飛びついた。 　「ならこれからデザート食べに行こう！朝約束したよね！」 　俺と須玖道さんの表情が固まった。すっかり忘れてた…本番前に俺と須玖道さんの精神面が終わる…気がする。
動画ID：3F2KWjpvJuM
投稿日時：2021年11月30日　04時09分
再生回数:580 回
コメント数：2
高く評価した人の数：25人
低く評価した人の数：人