震災後初　福島・大熊町で卒業式「学び舎ゆめの森」　2人の卒業生が旅立ち　全国から注目の義務教育学校... - 旅行する前に無料動画で確認だよね♪

1万4700人の生徒たちの新たな旅立ち。3月13日、福島県内の公立の中学校、義務教育学校あわせて207校で卒業式が行われた。大熊町では震災後初めて「町から送り出す卒業生」が門出の日を迎えた。 大熊町の義務教育学校「学び舎ゆめの森」では、石井埜乃佳さん、齋藤羽菜さんの2人が卒業式に臨んだ。 卒業証書授与：「令和6年3月13日、福島県双葉郡学び舎ゆめの森校長、南郷市兵第1号」この学校では「第一号」の卒業生だ。 原発事故で避難を余儀なくされた大熊町。子どもたちは避難先の会津若松市での学校生活が続いたが、2023年4月、念願でもあった地元、大熊町に帰還した。 2023年8月には新しい校舎ができた。 先生：「みてみて、外も見えるよ」 児童：「すご～い」 先生：「綺麗なベンチがあるね」 2学期から新たな校舎での授業が始まり、そして、3月13日、門出の日を迎えた。 学び舎ゆめの森・南郷市兵校長の式辞：「大熊町に帰還して、新校舎が落成して、激動の日々を常に最高学年としてけん引して、いつも２人のあとにゆめの森の歴史は築かれてきました」 卒業生の石井埜乃佳さんは、ここで「夢」が見つかったという。「ゆめの森ではこども園（の子どもたち）も一緒に学んでいて、先生たちがとても印象に残って、私の将来の夢が保育士になって。大熊の保育士さんになりたいなって思っているので」と話す。 齋藤羽菜さんは、「地域の人とのかかわりが支えになった」と話す。「辛いことも多かったし、しんどいなって思うことも多かったけど、学校活動に参加すると、やっぱり笑顔で楽しかったって言えることがいっぱいだったので」と振り返る。 念願でもあった大熊町での卒業式。2人は県内の別々の高校でそれぞれの道を歩む。 ＜義務教育学校・学び舎ゆめの森＞ 新しい校舎で初めての卒業生、「学び舎ゆめの森」のこどもたち。実は通っている子どもたちやその家族は、大熊町出身の人ばかりではなく、全国から入学生を募集している。いま、学校には0歳から15歳の子ども41人が通っているが、このうち4割の16人は「震災後に大熊町に移り住んだ」という子どもたちだ。 教育方針は「１人１人の好奇心とそれを探求する時間を大切にする」 学び舎ゆめの森の校舎や教育環境も特徴がある。新しい建物は地震に強く、その中心には、吹抜けの大きな開放的な図書ひろばがあり、校内は多様な学びの場が広がる。さらに、タブレット端末を使用し、デジタル教育にも力を入れていて、学年の垣根がない授業もある。 このような教育環境は、多くの人が関心を寄せ、教育関係者や入学希望者の視察は、のべ1600人を超え、新年度も10人以上の子どもたちが転入学を予定しているということだ。新しい学びの形が全国から関心を集めている。
動画ID：QQO6XMadiDk
投稿日時：2024年03月13日　20時31分
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