山歩き里ある記　月居山（大子町） 標高404m - 旅行する前に無料動画で確認だよね♪

二つのピークを持つ双耳峰の月居山（つきおれさん）は、かつて山城があり、幕末期には水戸藩の天狗（てんぐ）党と諸生党が戦った地でもある。袋田の滝や山からの眺めと見どころも多く、歴史と自然を楽しめる山だ。 日本三名瀑（めいばく）に数えられ、大岩壁を4段になって流れ落ちる袋田の滝。西行法師や徳川光圀公らも訪れ、歌を残した名所だ。月居山への登りはこの滝を堪能してからのスタート。 滝沿いの階段をひたすら登っていく。滝を上から眺め、生瀬の滝への分岐などを経て登ること約30分。苦しい階段道が終わりを告げるころ、眼前に生瀬富士と袋田の滝近くの家並み、さらに、日立方面から奥久慈の山々まで大きく展望が広がる。 間もなく双耳峰の一つである前山のピークとなり、さらに進むと月居観音となる。807年の創建とされ、源義家が奥州征伐の際にこのお堂にこもり、戦勝を祈願したと伝えられている。少し下ると、月居観音の門や鐘、石仏、供養塔などがある。 周辺は1864年、天狗党千人と諸生党2千人が戦った月居峠である。 ここから再び山道を10分ほど登ると、月居城があった山頂。佐竹家の家臣、袋田定義が築いた城で、代々家臣が城主となっていたが、徳川家康により佐竹家が秋田に移封された際に廃城となった。 山頂一帯はちょっとした広場となっており、コナラやケヤキの大木に覆われている。月居城跡の碑の左上が山頂。 下りは月居峠まで戻り、袋田駅方面へ。分岐を袋田温泉方面へ杉林の中を進み、一度林道に出たあと、七曲がり登山道を経て出発地に戻る。
動画ID：YO8BN_2rV9A
投稿日時：2022年09月21日　00時00分
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