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バリケードに4万円の通行料も 17年ぶりの開通...市長が謝罪
バリケードに4万円の通行料も 17年ぶりの開通...市長が謝罪
10日、全面開通したのが茨城・神栖市の海沿いを走る通称「シーサイド道路」。
地元住民のみならず、観光客も利用する道路。
地元住民「ここが通れるのはビッグなイベント。50分前から並んでいます」
地元住民の悲願だった道路の全面開通。
神栖市・石田進市長「約17年間、周辺住民の皆さんはじめ、市内外の皆さんに大変なご迷惑をおかけした」
開通式で、神栖市の市長が口にしたのは謝罪の言葉だった。
いったい何があったのか。
実は、このシーサイド道路は、市が建設したあとの2006年に一般人が所有する私有地が含まれていたことが発覚。
土地の所有者が、道路の両側に看板やバリケードを設置。
さらには4万円の通行料を徴収するなど、地元で問題となっていた。
所有者の親族を名乗る男性は以前、「イット!」の取材に対して...。
“所有者の親族”「ここ老人ホームを作るために買ったやつ(土地)だから。全部それ(神栖市に)引き取ってもらわないと」
男性の姿勢に、市は、一部区間を通行止めにして迂回(うかい)するよう看板を設置。
直線だと、およそ3kmの道が5kmかかり、住民は不便をしいられていた。
さらに、2022年12月には、私有地の通行料をめぐるトラブルで逮捕者も。
こうした中で事態が動いたのが、2023年3月。
市が、地権者に和解金1,900万円を支払うことで合意。
そして10日、全面開通の日を迎えた。
問題は解決、と思いきやまだ火種が。
道路には、私有地以外にも複数の地権者が共有する土地があるため、市は今後も地権者と交渉を続けていくという。
神栖市・石田進市長「もしかしたら裁判になるかもしれませんが、そういうことにならないように相手の方にも丁寧に説明したい」
市は、管理体制を整え、昼と夜の交代制で警備をしていくとしている。
FNNプライムオンライン
https://www.fnn.jp/
動画ID:oRgr0OOPnD8
投稿日時:2023年07月10日 20時00分
再生回数:474,194 回
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